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東西南北くすつば!企画用ブログ
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2018/11/17 (Sat)
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2010/05/29 (Sat)
まとめ
前提話ぼくのお嫁さん
※二次

恋の結末後。りゅーいさ成立話。

隆吉視点。

恋の結末からの流れなので、呼び方は「勲子ちゃん」です。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

あれから、勲子ちゃんが私に近付く事は無くなった。
私を忘れる為、故意に避けているのだろう。

仕方のない事だ。私があの子に抱いてるのは、恋愛感情ではないのだから。だけど・・・


視線の先には、あの男の子と仲よさ気にしている勲子ちゃんの姿が。

私よりも・・・きっと勲子ちゃんの事を知ってるであろう男の子。
心の奥で、どす黒いものが渦巻いていた。

・・・そうか、私は彼に嫉妬しているんだ。
勲子ちゃんに信頼を寄せられている彼に。
勲子ちゃんは、私には絶対に見せなかった一面を、彼には見せているのだ。
それが、悔しかった。


勲子ちゃんを守るのは私だ。
私でありたいんだ。
だから、君は介入しないでくれ。



・・・心でどんなに思っても、開いてしまった距離は埋まらない。


ただただ、二人の姿が見えなくなっていくのを見送ることしかできなかった。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

「おとん・・・。イサの事フッたって・・・マジ話?」
「陽平ちゃん・・・。あまりその話には触れないでもらえるかしら。」
「なんでおとんがしんどそうにしてるんだよ。ショックなのはイサの方だろ?最近あいつホント元気なくて、話しかけても生返事で・・・。」
「・・・知ってる。」

「・・・陽平ちゃん、勲子ちゃんの将来の夢、知ってる?」
「知らないけど・・・。何でいきなり・・・。」
「教師になりたいそうよ。北斗の授業内容じゃ厳しいから、放課後、下校時刻まで特別授業を受けてるらしいの。」
「え?イサってそんな頑張ってたの!?だったら北斗じゃなくて別の学校行った方がよかったんじゃ・・・。」
「王ちゃんの話だと、北斗に入学した理由が、私がいるかららしいのよ。」
「え?マジ!?そこまで!?一年しか一緒にいれないのに!?」
「・・・私のせいで、勲子ちゃんが無理をせざるを得なくなったのよ・・・。」
「・・・だったら尚更、どうしてイサを振ったんだよ。・・・いや、おとんを責めるつもりはないよ!?むしろリア充が増えなくて安心した!・・・だけど・・・。
・・・おとんは、イサとどういう関係でいたいんだ?」
「・・・・・・。」

どういう関係・・・?
その言葉に、相応しい答えが見えなかった。
私は、勲子ちゃんに何を求めているのか・・・

一瞬、勲子ちゃんと一緒にいた、あの子の姿が浮かんだ。

「・・・そうね、例えるなら王ちゃんみたいな。」
「あいつ?確かにイサと親しげにしてるけど、何で?」
「あの子は勲子ちゃんの理解者よ・・・。私なんかよりもずっとね。勉強の話を教えてくれたのもあの子だし、勲子ちゃんが私の事で泣いた時は、あの子の元へ行っていたそうよ。」
「想像つかねー・・・。あいつが人の世話焼くタイプには見えないけどな。」
「ええ、本人も言ってたわ。勲子ちゃんに泣き付かれるのは正直面倒だって。」

・・・だからこそ、どうしてあの子が・・・・・・!気持ちは、私の方がずっと上の筈なのに・・・・・・!!

あまり感情を荒げないように気をつけていたつもりだったが、陽平ちゃんはすぐに察したようだ。表情を硬くした。

「・・・悪かった。おとんはおとんで悩んでたんだな。
・・・しっかし、上手く行かないもんだなー・・・。そこまで悩む位ならさ、おとんもイサの事好きなんだろ?シンプルに好き同士付き合うって訳にはいかないもんかな・・・。」

好き・・・か。
そう。間違ってはいない。
でも、付き合うというのは違うのだ。


私があの子にせがまれてキスした時、彼女がどうしようもなく惨めに見えた。
理由はわからない。ただ、私が彼女を汚してしまうような気がして、そういう事を躊躇ってしまうのだ。

『同情で、抱いてでもくれるんですか!?』

逆上した彼女に言われた言葉。今でもあの時感じた怒りと絶望感は忘れない。

彼女を抱く自分のビジョンが、どうしようもなく汚らわしかった。

そんな事を、私に求めるのか。
特にあの時は彼女の気持ちを知らなかったから、余計に怒りを増幅させた。

今考えてみたら、彼女にはひどい事を言った。何よりも、自分の心の問題だというのに。



彼女は、私が踏み荒らしてはいけない聖域だ。
恋人にするには、大切だと思う気持ちが大きくなりすぎてしまった。


だから・・・彼女を受け入れる事ができないのだ。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

「やまさん、こんにちは~。元気ないね~。」

帰宅途中、知り合いの中学生に会った。

勲子ちゃんの幼なじみの、慶三ちゃん。

私と勲子ちゃんが、恋人同士だと思い込んでる。


およそ一年前・・・

「いさちゃん!前言ってた恋人って、こいつなの!?」

恋人・・・きっと失恋相手の事よね。でも、この子は知らないのね。

でも、勲子ちゃんはその事を詮索されたくなかったようで、

「そうだよ!うちは、この人と結婚するの!」

そんな嘘を、この子についたのだ。

ここで否定したら、あまりに惨め過ぎる。

だけど、それからずっと、私たちはこの子の前で恋人のふりをし続けなければならなくなった。

時間が経つ程に、より惨めになった。その度に彼女の古傷がえぐられるようで。

・・・どうして私が彼女に対して恋愛的なものを拒絶するようになったのか・・・。原因はまさにそれじゃないのか。

今更気が付いた。


・・・そして、勲子ちゃんにとって私は、一ノ瀬くんの時の傷を覆い隠す為のフェイクに過ぎないのではないか。

そんな考えが浮かんで来た。

私の事が好きだというのは、その嘘のせいでその気になってしまっただけではないか。

全て仕組まれた偽りの恋。

心の何処かでそれに気付いていて、無意識の内に否定していたのかも知れない。

勲子ちゃんは、私に恋する事はないと・・・。


「ふふ、ちょっとね。」
「・・・もしかしてやまさん、いさちゃんにフラれた?」
「・・・え?」
「最近いさちゃん、別の男とよく一緒にいるから・・・。」
「・・・・・・。」

・・・王ちゃんの事ね。

「なんか、すっごいきっつい感じのする人だよね~。いさちゃん、噛み殺されちゃいそうで心配だよ。」
「そこまで凶暴な子じゃないわよ。ああ見えて優しいの。」
「やまさんの方が強そうだし、いさちゃんを取り返してよ!いさちゃんは、やまさんが恋人の方がしあわせだよ!」

・・・そんな事はないのよ。
私は逆に、勲子ちゃんを傷つけてばかり。

「・・・ごめんね。フッたのは私の方なの。だから、もう戻れないのよ。」
「・・・何で・・・?何でフッちゃったの?いさちゃんが何したの!?ぼく、やまさんにならいさちゃんをおよめさんにしていいと思ったのに!あの人なんて嫌だよ!やまさんがいいよ!!」
「仕方のない事なのよ・・・。」





私は、勲子ちゃんの目を覚まさせないといけない。

私に恋しているという錯覚のせいで、捩曲げられてしまった未来を、少しでも取り返す為に。


それが私にできる、せめてもの罪滅ぼしなのだから・・・。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

結局ふりだしに戻る・・・的な。勲子の気持ちそのものを否定してしまうという。

今まで勲子がおとんに惚れたきっかけっていうのをあまり明確に書いてなかったけど、これはネガティブ過ぎたかな・・・?

でも、ポジティブな理由考えても弱くなりがちだったんだよ・・・。


まあ、二次として考えてくだされ・・・。慶三にも影響する部分だから二次とも言い難いけど。

2話
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