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東西南北くすつば!企画用ブログ
2024/03/29 (Fri)
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2010/05/29 (Sat)
勲が嗣にフラれる前後の話。
慶三が杜若に入学するきっかけ。
慶三視点。
慶三が杜若に入学するきっかけ。
慶三視点。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
いさちゃんは、将来ぼくのおよめさんになるんだ。
周りの大人達が、みんな言ってた。
ぼくも、ずっとそれを信じてたのに・・・。
「ごめんね。慶ちゃん。うちは慶ちゃんのおよめさんにはなれないの。」
ある日、いさちゃんからそう告げられて、ぼくの世界はがらがらと音を立てて崩れた。
「どうして・・・?」
「恋人が、できたの。」
「恋人・・・?どうして?ぼくがいるじゃん!何で!?うわきだよ!」
「慶ちゃん、うちら、恋人じゃないんだよ。ただ、近所に住んでてよく一緒にいたから、仲がよかっただけなんだよ。」
「ぼく、いさちゃんの事、好きだよ!ぼくの方が先だよ!別れてよ!」
「ごめんね慶ちゃん・・・うちは、他の人が好きなの。」
「・・・いさちゃんなんて、嫌いだ!!!」
何で。何で。何で。
今までキスしても嫌がらなかったじゃん。それは恋人だからじゃなかったの?
今日になって、初めて阻止されて、「いさちゃんは、ぼくのおよめさんになるのに何で嫌がるの?」って聞いたら、そんな答えが返って来て。
ぼくは・・・いさちゃんにフラれちゃったんだ。
・・・だけど、諦めきれなかった。その、別の人をやっつけて、いさちゃんを取り返す。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
数日後。
いさちゃんが知らない男と一緒にいる所を見た。
見た感じ高校生位。長い髪を高く結っていて、身体の大きい、強そうな奴だった。
勝ち目がないと、一瞬で悟った。
だけど、勇気を振り絞って前に出た。
「おまえ、いさちゃんの恋人か~?いさちゃんはぼくのおよめさんだぞ!離れろ!」
ぼくは、そいつに殴り掛かったが簡単に止められてしまう。
「勲子ちゃん、この子は?」
「えっと・・・近所に住んでる、幼なじみ。」
「いさちゃん!前言ってた恋人って、こいつなの!?」
「え・・・?あ・・・。」
「ぼくより、こいつのおよめさんになりたいの!?だからぼく、フラれたの!?」
「え・・・、えっと・・・。」
「待って、ボクちゃん。そういうんじゃ・・・。」
「そうだよ!うちは、この人と結婚するの!」
いさちゃんは、俯いて、震えた声で言った。
男は、そんないさちゃんをどこか悲しげな表情で見て、抱き寄せた。
そして、男はぼくを優しげな目で見て、
「ごめんね、ボクちゃん。」
と言った。
たまらなく悔しかった。
ぼくが子供だからって、なめるなよ。
ぼくはいさちゃんをその男から引きはがして、キスをした。
ぼくのほうがおまえなんかよりずっと、いさちゃんとこうしてるんだ。
「・・・やめて!!」
・・・だけど、ぼくは、いさちゃんに突き飛ばされてしまった。
「・・・・・・っあ・・・!ごめ・・・。」
「何で・・・?いさちゃん・・・。ぼくの事、嫌いになったの・・・?」
「違う・・・。違うの・・・。
だけど、もう・・・こういう事しちゃだめだよ・・・。慶ちゃんはちゃんと、自分で好きな人を見つけるの・・・。」
そうか・・・もうぼくは、いさちゃんをおよめさんにはできないんだね。
ぼくは、その男に勝てないんだ・・・。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
「かーさん・・・。ぼく、いさちゃんにフラれちゃった。別の人と結婚するんだって・・・。」
家に帰ってぼくは、かーさんに今日の事を話した。
「えっ・・・!!!あ、あなた、いままでずっと・・・・・・!!!?」
かーさんは、料理をする手を止めて、その場に座り込んでしまった。
「ま・・・まだ間に受けていたの・・・?」
ぼくは、その言葉の意味がわからなかった。
「真に受けるって、どういう事・・・?」
「慶三、あなた本当に、いさちゃんに恋してたと思う?」
「え・・・?」
「私たちも悪かったのね。あなたたちがあまりに仲がいいから・・・。将来二人は結婚するのね、なんて囃し立てちゃって。まさかここまで大きくなるまで引きずると思わなかったの。」
そうか。そういう事なんだ。
・・・つまり、ぼくは、今まで大人の冗談に、振り回されてただけ。
・・・馬鹿みたいじゃないか。
今までのぼくの気持ちは、何だったんだ。
「なんだよそれ・・・。ぼく、ずっと騙されてたって事・・・?」
「・・・ごめんね。本当にごめんね・・・。」
「もういいよ!」
ぼくは、もう何が何だかわからなくなって、家を飛び出した。
全てが崩れていくような絶望感。
目の前が真っ暗で、ただひたすら走り続けた。
気付けば車道に飛び出していた。
キィィィ・・・!
車のライトの眩しさと、ブレーキの音。
一瞬、世界がスローモーションになった。
「あぶねえ!!!」
・・・そして、車とは別の方向から、何かが覆いかぶさった。
横に大きく吹き飛び、地面についたとき、ぼくの身体には衝撃が無かった。
身体の大きい、高校生くらいの人が、ぼくを抱き抱えるようにしていた。
「大丈夫か?チビ。」
その時のぼくには、その人が誰よりもかっこよく見えた。
それから、ぼくの世界は、いさちゃんから、その人一色になった。
その人の名前は、白雪鋼太。
杜若から北斗に上がった、野球の凄い人。
ぼくは、その人に少しでも近付きたかった。今更杜若の凄い所で野球はできないから、せめて応援だけでもしたい。
その人とは歳が離れすぎてて、直接応援する事はできないけど。
せめて、あの人がいた場所で、応援したい。
だからぼくは、杜若に入って応援団になろうと決めた。
試験まで、残された時間が少ない。
急に決めたから、周りが反対する。
でも、今まで頑張らなかった勉強を頑張って、周りを認めさせて、試験を受けよう。
・・・そして、未来が動き始めた。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
慶三はゆるゆるな子だけど、こういう所でやたらと意志が固いです。
慶三は本来野球や応援団に興味がなくて、本当に鋼太への憧れだけで双方に興味を持った感じです。だから実は、野球も応援団も、よく解ってない。
こういういきさつを考えていたので、最初慶三→鋼太にしようと思ったけど、よく考えたらイサや嗣と被るのでただの憧れにしました。でも・・・なんか重いよ・・・。結局鋼太の為に学校決めるんじゃ、イサと同じじゃんか・・・しかもランク上げてる分イサより重いんじゃ・・・。
イサが冒頭で言ってた恋人は嗣の事です。
その後慶三が目撃した男はおとん。この時イサは既にフラれてます。
ここで慶三はおとんに噛み付いてますが、しばらくして落ち着いたら、おとんの事を認めます。イサとも仲直りします。
以下おとんに関して補足。
慶三の前で恋人のふりをする事が、イサだけでなくおとんに対しても刷り込みとして作用して、惨めだと思う気持ちとあいまって、イサが特別になってしまった。
ただ、同情の思いが強いばかりに恋愛感情ではなく、「守りたい、妹みたいな存在」として刷り込まれてしまった。
こういう事もあり、おとんはイサの恋愛事に関してお節介を焼くようになります。イサに恋人ができれば自分と恋人のふりなんていう惨めな事をしなくていいから。
皮肉な事に、これがすれ違いの要因になってしまうなんてね・・・。
いさちゃんは、将来ぼくのおよめさんになるんだ。
周りの大人達が、みんな言ってた。
ぼくも、ずっとそれを信じてたのに・・・。
「ごめんね。慶ちゃん。うちは慶ちゃんのおよめさんにはなれないの。」
ある日、いさちゃんからそう告げられて、ぼくの世界はがらがらと音を立てて崩れた。
「どうして・・・?」
「恋人が、できたの。」
「恋人・・・?どうして?ぼくがいるじゃん!何で!?うわきだよ!」
「慶ちゃん、うちら、恋人じゃないんだよ。ただ、近所に住んでてよく一緒にいたから、仲がよかっただけなんだよ。」
「ぼく、いさちゃんの事、好きだよ!ぼくの方が先だよ!別れてよ!」
「ごめんね慶ちゃん・・・うちは、他の人が好きなの。」
「・・・いさちゃんなんて、嫌いだ!!!」
何で。何で。何で。
今までキスしても嫌がらなかったじゃん。それは恋人だからじゃなかったの?
今日になって、初めて阻止されて、「いさちゃんは、ぼくのおよめさんになるのに何で嫌がるの?」って聞いたら、そんな答えが返って来て。
ぼくは・・・いさちゃんにフラれちゃったんだ。
・・・だけど、諦めきれなかった。その、別の人をやっつけて、いさちゃんを取り返す。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
数日後。
いさちゃんが知らない男と一緒にいる所を見た。
見た感じ高校生位。長い髪を高く結っていて、身体の大きい、強そうな奴だった。
勝ち目がないと、一瞬で悟った。
だけど、勇気を振り絞って前に出た。
「おまえ、いさちゃんの恋人か~?いさちゃんはぼくのおよめさんだぞ!離れろ!」
ぼくは、そいつに殴り掛かったが簡単に止められてしまう。
「勲子ちゃん、この子は?」
「えっと・・・近所に住んでる、幼なじみ。」
「いさちゃん!前言ってた恋人って、こいつなの!?」
「え・・・?あ・・・。」
「ぼくより、こいつのおよめさんになりたいの!?だからぼく、フラれたの!?」
「え・・・、えっと・・・。」
「待って、ボクちゃん。そういうんじゃ・・・。」
「そうだよ!うちは、この人と結婚するの!」
いさちゃんは、俯いて、震えた声で言った。
男は、そんないさちゃんをどこか悲しげな表情で見て、抱き寄せた。
そして、男はぼくを優しげな目で見て、
「ごめんね、ボクちゃん。」
と言った。
たまらなく悔しかった。
ぼくが子供だからって、なめるなよ。
ぼくはいさちゃんをその男から引きはがして、キスをした。
ぼくのほうがおまえなんかよりずっと、いさちゃんとこうしてるんだ。
「・・・やめて!!」
・・・だけど、ぼくは、いさちゃんに突き飛ばされてしまった。
「・・・・・・っあ・・・!ごめ・・・。」
「何で・・・?いさちゃん・・・。ぼくの事、嫌いになったの・・・?」
「違う・・・。違うの・・・。
だけど、もう・・・こういう事しちゃだめだよ・・・。慶ちゃんはちゃんと、自分で好きな人を見つけるの・・・。」
そうか・・・もうぼくは、いさちゃんをおよめさんにはできないんだね。
ぼくは、その男に勝てないんだ・・・。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
「かーさん・・・。ぼく、いさちゃんにフラれちゃった。別の人と結婚するんだって・・・。」
家に帰ってぼくは、かーさんに今日の事を話した。
「えっ・・・!!!あ、あなた、いままでずっと・・・・・・!!!?」
かーさんは、料理をする手を止めて、その場に座り込んでしまった。
「ま・・・まだ間に受けていたの・・・?」
ぼくは、その言葉の意味がわからなかった。
「真に受けるって、どういう事・・・?」
「慶三、あなた本当に、いさちゃんに恋してたと思う?」
「え・・・?」
「私たちも悪かったのね。あなたたちがあまりに仲がいいから・・・。将来二人は結婚するのね、なんて囃し立てちゃって。まさかここまで大きくなるまで引きずると思わなかったの。」
そうか。そういう事なんだ。
・・・つまり、ぼくは、今まで大人の冗談に、振り回されてただけ。
・・・馬鹿みたいじゃないか。
今までのぼくの気持ちは、何だったんだ。
「なんだよそれ・・・。ぼく、ずっと騙されてたって事・・・?」
「・・・ごめんね。本当にごめんね・・・。」
「もういいよ!」
ぼくは、もう何が何だかわからなくなって、家を飛び出した。
全てが崩れていくような絶望感。
目の前が真っ暗で、ただひたすら走り続けた。
気付けば車道に飛び出していた。
キィィィ・・・!
車のライトの眩しさと、ブレーキの音。
一瞬、世界がスローモーションになった。
「あぶねえ!!!」
・・・そして、車とは別の方向から、何かが覆いかぶさった。
横に大きく吹き飛び、地面についたとき、ぼくの身体には衝撃が無かった。
身体の大きい、高校生くらいの人が、ぼくを抱き抱えるようにしていた。
「大丈夫か?チビ。」
その時のぼくには、その人が誰よりもかっこよく見えた。
それから、ぼくの世界は、いさちゃんから、その人一色になった。
その人の名前は、白雪鋼太。
杜若から北斗に上がった、野球の凄い人。
ぼくは、その人に少しでも近付きたかった。今更杜若の凄い所で野球はできないから、せめて応援だけでもしたい。
その人とは歳が離れすぎてて、直接応援する事はできないけど。
せめて、あの人がいた場所で、応援したい。
だからぼくは、杜若に入って応援団になろうと決めた。
試験まで、残された時間が少ない。
急に決めたから、周りが反対する。
でも、今まで頑張らなかった勉強を頑張って、周りを認めさせて、試験を受けよう。
・・・そして、未来が動き始めた。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
慶三はゆるゆるな子だけど、こういう所でやたらと意志が固いです。
慶三は本来野球や応援団に興味がなくて、本当に鋼太への憧れだけで双方に興味を持った感じです。だから実は、野球も応援団も、よく解ってない。
こういういきさつを考えていたので、最初慶三→鋼太にしようと思ったけど、よく考えたらイサや嗣と被るのでただの憧れにしました。でも・・・なんか重いよ・・・。結局鋼太の為に学校決めるんじゃ、イサと同じじゃんか・・・しかもランク上げてる分イサより重いんじゃ・・・。
イサが冒頭で言ってた恋人は嗣の事です。
その後慶三が目撃した男はおとん。この時イサは既にフラれてます。
ここで慶三はおとんに噛み付いてますが、しばらくして落ち着いたら、おとんの事を認めます。イサとも仲直りします。
以下おとんに関して補足。
慶三の前で恋人のふりをする事が、イサだけでなくおとんに対しても刷り込みとして作用して、惨めだと思う気持ちとあいまって、イサが特別になってしまった。
ただ、同情の思いが強いばかりに恋愛感情ではなく、「守りたい、妹みたいな存在」として刷り込まれてしまった。
こういう事もあり、おとんはイサの恋愛事に関してお節介を焼くようになります。イサに恋人ができれば自分と恋人のふりなんていう惨めな事をしなくていいから。
皮肉な事に、これがすれ違いの要因になってしまうなんてね・・・。
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