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東西南北くすつば!企画用ブログ
2024/04/25 (Thu)
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2010/04/09 (Fri)
写真の中の世界まとめ
うしくん所の・3・の続きっぽい感じ。
正→馨です。
うしくん所の・3・の続きっぽい感じ。
正→馨です。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
中学の頃、ボクはかなり浮いた存在だった。
鋭すぎる目、強い眼力。
みんな、恐いと言って、近寄って来なかった。
新しい土地でボクは、そのいまいましい目を瞼で隠し、髪を固めた。
・・・ボクが目を見開くのは、ファインダー越しに見るときだけ。
・・・女鹿正也という「個性」は捨てた。
ボクは唯の「撮り手」だ。
そこに自我は無く、ただ美しいものを残せばいい。
そう思ってたのに・・・
あの人が、その個性を呼び戻してしまった。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
・・・実に残念だ。
暗室に篭り、写真を現像していた。
馨さんの写真が、みんな心霊写真になってしまう。
どれだけ撮っても、そのまま自分の思い描いたように写ってはくれなかった。
また現像に失敗したか・・・?
幽霊なんて信じてはいないのだが、馨さんにばかりこのような現象が起こるのが気になる。
デジカメで撮れば良いのかもしれないが、それでは馨さんの美しさも、0と1の集まりにしか過ぎなくなる。
・・・だったら。
この目に焼き付けるしかない。
知らないうちに、馨さんに執着している自分がいた。
本来なら、心霊写真ばかりが撮れて、綺麗な姿が残せないような奴になんて、興味はないのだが。
自分の中で、忘れていた筈の感情が芽生えてしまっていた事に、この時はまだ、気が付いていなかった。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
馨さんは、よく校舎裏にいる。
今日もいるだろうか。
・・・いたいた。またやってる。
馨さんは何もない所でぶつぶつと話をしている事が多い。・・・まるで、幽霊と話をしているみたいに。
・・・なーんて、馬鹿馬鹿しい。
幽霊と会話なんて、非現実的な。何を考えてるんだボクは。
でも、心霊写真の件を考えると、そうも言い切れない。
「・・・!!」
馨さんがこちらに気付いたようだ。
逃げようとする手を捕まえる。
・・・そして、ずっと隠し続けていた、鋭く強い目を見開く。
目に、その姿を焼き付ける為に。
「・・・!!」
いつもとは、違う反応。
何かを感じ取ったらしい。
「やだなあ。どうして逃げるんです?
別に取って食ったりしませんよ。」
「・・・信じられないな。」
「おや、何故です?」
「ごまかしたって無駄だ。お前には何か黒いものが見える。なにか企んでいるだろう。」
「おや、面白い事を言いますねぇ。悪霊か何かがついていましたか?」
「・・・違う。お前自身だ。俺に向かって、黒いものが噴き出している。・・・俺に何か恨みでもあるのか?」
「まさかぁ。恨みなんてあったら、こんな風に会いに来たりなんかしませんよ。」
「・・・嘘をつくな!」
「頑なですねぇ。嫌っているのはそっちでしょう。・・・そうですね。あなたをいくら撮っても心霊写真にしかならない事には憤りを覚えますが。」
ボクは馨さんを引き寄せ、真っ直ぐにその目を見つめた。
「だから、この目に、あなたの姿を焼き付けたい。そう思っただけです。」
ああ、なんて妖しく深い目をしているのだろう。
顔に大きく走った傷すらも、どこか美しい。
――2年前のあの日、写真に収めたものを思い出す。
あの写真を越える、美しいもの・・・。
ようやく、見つけられたというのに、どうして・・・。
「・・・そうか。黒いものが噴き出しているのはきっと、欲しいものが手に入らないからです。」
「・・・それが、俺だとでもいうのか・・・?」
「ええ。」
馨さんは、ボクの手を振りほどく。
「・・・二度と近寄るな・・・!!」
そう言って馨さんは、ボクから逃げるように去っていった。
・・・おやおや。ただ見つめていれば十分なのに、何を誤解したのだか。
―――いや、十分ではない。
お前は馨を好いているんだよ。
とても、歪で邪な感情を、あの男に向けてるんだよ。
気付かないのか?お前の感情は写真とは別の所にある。
2年前のあの日、それを封じ込めてしまっただけだ。
―――2年前の写真を美しいと思い込んでいる事は、現実から逃げているに過ぎない―――
封じた筈の「本心」が、語りかけてきた。
馨さんとの出会いが、今のボクを終わらせてしまう。
女鹿正也という個性を呼び戻してしまう。
ボクは写真を取り出した。
2年前の、あの写真。
―――やっぱり、綺麗だ。
そしてボクは再び、本心を隠した。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
多分この正也は2年生。
一年間何してたんだ。
正也→馨は私の中で決定事項。
正也×馨は・・・成立すればいいな。うん。
成立したら略称何になるんだろ。めがおる?←
正也はちょっとあれな過去持ちです。いじめを受けてた訳ではないですが。
なので結構二面性があったりします。
正也が写真を撮ると、霊的な影響を受けやすいのです。
でも正也は幽霊を信じず、自分の現像ミスだと思い込んでいます。
その理由は正也長編にて。たぶんこの後の更新になるやも。
馨さん非似ですまん。
相手信用してないと迂闊に能力の事言えなさそうだけど、自分から能力の事言わせないと動かしにくいんだ・・・。
写真の中の世界 平八郎編
中学の頃、ボクはかなり浮いた存在だった。
鋭すぎる目、強い眼力。
みんな、恐いと言って、近寄って来なかった。
新しい土地でボクは、そのいまいましい目を瞼で隠し、髪を固めた。
・・・ボクが目を見開くのは、ファインダー越しに見るときだけ。
・・・女鹿正也という「個性」は捨てた。
ボクは唯の「撮り手」だ。
そこに自我は無く、ただ美しいものを残せばいい。
そう思ってたのに・・・
あの人が、その個性を呼び戻してしまった。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
・・・実に残念だ。
暗室に篭り、写真を現像していた。
馨さんの写真が、みんな心霊写真になってしまう。
どれだけ撮っても、そのまま自分の思い描いたように写ってはくれなかった。
また現像に失敗したか・・・?
幽霊なんて信じてはいないのだが、馨さんにばかりこのような現象が起こるのが気になる。
デジカメで撮れば良いのかもしれないが、それでは馨さんの美しさも、0と1の集まりにしか過ぎなくなる。
・・・だったら。
この目に焼き付けるしかない。
知らないうちに、馨さんに執着している自分がいた。
本来なら、心霊写真ばかりが撮れて、綺麗な姿が残せないような奴になんて、興味はないのだが。
自分の中で、忘れていた筈の感情が芽生えてしまっていた事に、この時はまだ、気が付いていなかった。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
馨さんは、よく校舎裏にいる。
今日もいるだろうか。
・・・いたいた。またやってる。
馨さんは何もない所でぶつぶつと話をしている事が多い。・・・まるで、幽霊と話をしているみたいに。
・・・なーんて、馬鹿馬鹿しい。
幽霊と会話なんて、非現実的な。何を考えてるんだボクは。
でも、心霊写真の件を考えると、そうも言い切れない。
「・・・!!」
馨さんがこちらに気付いたようだ。
逃げようとする手を捕まえる。
・・・そして、ずっと隠し続けていた、鋭く強い目を見開く。
目に、その姿を焼き付ける為に。
「・・・!!」
いつもとは、違う反応。
何かを感じ取ったらしい。
「やだなあ。どうして逃げるんです?
別に取って食ったりしませんよ。」
「・・・信じられないな。」
「おや、何故です?」
「ごまかしたって無駄だ。お前には何か黒いものが見える。なにか企んでいるだろう。」
「おや、面白い事を言いますねぇ。悪霊か何かがついていましたか?」
「・・・違う。お前自身だ。俺に向かって、黒いものが噴き出している。・・・俺に何か恨みでもあるのか?」
「まさかぁ。恨みなんてあったら、こんな風に会いに来たりなんかしませんよ。」
「・・・嘘をつくな!」
「頑なですねぇ。嫌っているのはそっちでしょう。・・・そうですね。あなたをいくら撮っても心霊写真にしかならない事には憤りを覚えますが。」
ボクは馨さんを引き寄せ、真っ直ぐにその目を見つめた。
「だから、この目に、あなたの姿を焼き付けたい。そう思っただけです。」
ああ、なんて妖しく深い目をしているのだろう。
顔に大きく走った傷すらも、どこか美しい。
――2年前のあの日、写真に収めたものを思い出す。
あの写真を越える、美しいもの・・・。
ようやく、見つけられたというのに、どうして・・・。
「・・・そうか。黒いものが噴き出しているのはきっと、欲しいものが手に入らないからです。」
「・・・それが、俺だとでもいうのか・・・?」
「ええ。」
馨さんは、ボクの手を振りほどく。
「・・・二度と近寄るな・・・!!」
そう言って馨さんは、ボクから逃げるように去っていった。
・・・おやおや。ただ見つめていれば十分なのに、何を誤解したのだか。
―――いや、十分ではない。
お前は馨を好いているんだよ。
とても、歪で邪な感情を、あの男に向けてるんだよ。
気付かないのか?お前の感情は写真とは別の所にある。
2年前のあの日、それを封じ込めてしまっただけだ。
―――2年前の写真を美しいと思い込んでいる事は、現実から逃げているに過ぎない―――
封じた筈の「本心」が、語りかけてきた。
馨さんとの出会いが、今のボクを終わらせてしまう。
女鹿正也という個性を呼び戻してしまう。
ボクは写真を取り出した。
2年前の、あの写真。
―――やっぱり、綺麗だ。
そしてボクは再び、本心を隠した。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
多分この正也は2年生。
一年間何してたんだ。
正也→馨は私の中で決定事項。
正也×馨は・・・成立すればいいな。うん。
成立したら略称何になるんだろ。めがおる?←
正也はちょっとあれな過去持ちです。いじめを受けてた訳ではないですが。
なので結構二面性があったりします。
正也が写真を撮ると、霊的な影響を受けやすいのです。
でも正也は幽霊を信じず、自分の現像ミスだと思い込んでいます。
その理由は正也長編にて。たぶんこの後の更新になるやも。
馨さん非似ですまん。
相手信用してないと迂闊に能力の事言えなさそうだけど、自分から能力の事言わせないと動かしにくいんだ・・・。
写真の中の世界 平八郎編
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