トリモチ切断 忍者ブログ
東西南北くすつば!企画用ブログ
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2024/04/25 (Thu)
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2010/04/28 (Wed)
通常王と勲子の会話的なもの。
コンプレックスより後。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

「あれ、市ノ上。部活終わったの?」
「ん?・・・ああ、勅使川か。」
「うわ、すっごく疲れてそう。おねーさんがおんぶしてあげようか。」
「・・・3秒も持たないだろ。」
「・・・まあ、そーですね・・・。」
「勅使川も部活か?」
「ううん、うち帰宅部。受験勉強してたの。先生からちょっとレベル高い内容聞いたりして。」
「大学に進学するつもりなのか?なんか意外だな。普段の授業はまともに聞いてなさそうなのに。」
「・・・教師になりたいの。授業聞かないのは、まあ、学校の授業は聞くまでもない内容ばかりだしさ。」
「・・・厭味か。どうして北斗にいるんだよ。白南風とかなら普通に授業できるだろ?」
「当時はそこまで考えてなかったんだよね。大学進学も最近考え出した事だし。」
「でもどうしてわざわざ北斗なんだ?スポーツやらないなら入るメリットは無いだろ。東海林や西水流は?」
「・・・一ノ瀬が東海林だったから、東海林はやめた。西水流は・・・。・・・まあ、いいじゃん。理由なんてさ。大変だけど、後悔はしてないよ。
・・・逆に、北斗に入ってなかったら、教師を目指そうなんて思わなかったかも。」
「どうして?」
「・・・きっかけ作ったのは、あんただし。」
「俺?」
「うん。あの時は特別親しくも無かったのに、うちに勉強聞いて来たでしょ?」
「・・・そりゃ、他に俺に教えられるほど頭のいい奴なんていないし、河原に教えてるのを聞いて、解りやすいと思ったからだよ。」
「その解りやすいっていうのが、すごく嬉しかった。特にあんたに言われると、お世辞じゃないんだって分かったから。」
「・・・実際、勅使川の教える才能は非凡だと思う。」
「あはは、そんな風に言われると照れちゃうよ。褒められ慣れてないしさ。」
「勅使川はもっと自信を持った方がいい。折角誇れるものを持ってるんだ。」
「・・・うん、あんたのお陰で、うち、前よりちょっと自信ついた。」
「・・・は?俺は何もしてないだろ。」
「・・・あー・・・。面と向かって言うのは照れ臭いな・・・。別にいいの。あんたは無自覚でも。・・・あんたには色々感謝してるんだ。」
「・・・ふーん?」

「・・・市ノ上ってさ。同い年なのにしっかりしてるよね。年上と話してるみたい。」
「そんな事はないだろ。」
「自分の考えをちゃんと持ってるというか、ほら、うちなんか行き当たりばったりだからさ。それに引き換え、市ノ上はちゃんと筋が通ってる感じがする。早く自立したいと思ってる方でしょ」
「・・・あー、まあ既に一人暮らしだからな。親の仕送り受けてる状態だけど。」
「うそ!一人暮らし!?その歳で!?すごい!」
「・・・別に凄かないよ。ただキチガイの家から一刻も早く離れたいだけだ。」
「え・・・?」
「・・・ああ、悪い。そこまで凄絶な生い立ちな訳じゃない。ただ、変わってるだけで。」
「・・・う、うん・・・。・・・そうだ!今度遊びに行ってもいい?近いし!一人暮らしだと好き放題できるでしょ!」
「・・・何する気だ?」
「未だに謎に包まれている市ノ上の生態を調べようかと。」
「あほか。あと簡単に一人暮らしの男の家に上がるとか言うな。」
「やだあ。何か間違い起こすつもり?すけべですねぇ。・・・あ、冗談冗談。ほら、勉強会とかさ、落ち着いてできるじゃん。」
「ん・・・そうだな。でも来る時は事前に言ってくれ。」
「んん?えっちな本でも隠すのかなー?」
「・・・いや、違う。・・・そうだ。結局、北斗の進学理由は?」
「な、何でそこに話が戻るのっ!?」
「いや、やっぱり不自然だと思ってさ。何かしら理由がないと北斗に行こうと思わないだろ。」
「・・・うわー。言わなきゃ駄目?あんたからしたらすっごく下らない理由だよ?」
「・・・下らない?」
「・・・その・・・、好きな人が、いるから・・・。」
「・・・ああ。やっぱりお前は不器用な奴だよ。信じられねぇ。」
「何よーー!だから言ったじゃん!」
「・・・でも、下らないとは言わないよ。・・・頑張れ。」
「・・・イヤアアアアどうしちゃったの!?らしくない!!」
「・・・悪かったな。でも真剣なのはわかる。ぶっちゃけ今のままのお前ら見てると苛々するってのが正直な所だ。」
「・・・むぅ・・・。」

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

陽「何か入り込む隙がねぇ・・・!なんなのあいつら・・・!」
隆「ラブラブねえ。邪魔しちゃ駄目よ。」
陽「いや、そういうんじゃないんだよ・・・!なんかもっとドライな雰囲気なんだけど・・・!なんかイサが、いつもよりしゃきっとして見えるというか・・・。馬鹿じゃなさそうに見えるっていうか・・・」
隆「よくわかんない。」
陽「・・・まあ、おとんを前にした時の態度の変わりっぷりに比べたらささいな違いなんだろうけど・・・」
隆「アタシ?」
陽「い、いや何でもない。」

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

勲子は王と喋る時はあまりアホの子にならない。軽口は叩くけど。話す内容も真面目な事が多い。あと、お互い深く入り過ぎないというか、都合の悪い事ははぐらかすルールがある。勲子は王に流されて話しちゃう事が多いけど。

まあ勲子はコンプレックスと「うわあああん先輩いいい!!」でキャラが成り立ってるようなもんだから、将来の夢や王との関係についてはあんまり深く考えなくていいです←

つーかネタにならねぇよ・・・



コンプレックス書いてた時には意識しなかったけど、王と嗣は特殊な家庭事情から逃げたという点で通じる所があったんじゃないかと思う。
計算ずくで上手くやるか、感情に任せて堕落するかで明暗が別れた訳だけど。
嗣が王を慕っているのはそういう所もあるんじゃないかな。

そうだ。嗣はコンプレックスの後王のマンションに半居候状態なんだ。
正也が嘉彦さんの所にいる位の頻度かな。いたりいなかったり。事件の後家に強制的に戻されて、でもあまり家にいたくないので王の所にいる感じ。
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