迷子

「うえ・・・っ　ひくっ・・・」
「何故泣いているのだ？親はどうした？」
「うっ・・・　ううっ・・・ひっく」
「泣いてたら分からぬぞ。泣くな。言え。」
「うっ・・・ううっ・・・！」
「だから、言わねば分からぬのだ！泣き止め！」
「・・・！！」
「おい・・・！」
「・・・う・・・・びえぇぇぇぇぇっ！！！！！！！！！！」
「！！！！！？？？？？？？？？」
「お、おい騒ぐな泣き止め！！！」
「びえぇぇぇぇぇっ！！！！！！！！！！」
「こら！泣き止め！助けてやるから事情を話せと言っているのだ！」
「びえぇぇぇぇぇっ！！！！！！！！！！ママぁぁぁぁぁーーーー！！！！！！！こわいおにいちゃんがぁぁぁーーーーーーーーーー！！！！！！！」
「おい！私は怖くないぞ！！！！！！！」

「左くん・・・はたから見たら思いっきり不審者だよ・・・。」
「はっ姫宮！丁度よかった！この幼子を泣き止ませろ！」
「なんで命令口調なの！そんなんだからこの子も怖がっちゃうんだよ？ほらほらよしよし、ごめんねー。このお兄ちゃんは怖くないからねー。」
「うっ・・・ううっ・・・！」
「ほらほら。」
「うっ・・・ひくっ」
「ひとり？おかあさんは？」
「はぐれちゃった・・・。」
「そっかそっか。おねえちゃんが一緒に探してあげるからね。」
「・・・・・・。・・・うん・・・。」


・・・・・・・・・


「ありがとーおねーちゃーん！」

「・・・姫宮は幼子の扱いに慣れているのだな。」
「これ位普通だよ・・・。左くんが下手過ぎるだけ。あんな責め方したら小さい子が泣いちゃうのは当たり前でしょ！？」
「む・・・。そういうものか・・・？母は私が幼い時いつもこのような調子であったが。」
「それは左くんちの話でしょ？ふつうの子はあんなふうに言われたら怖がっちゃうの！」
「弟たちにも同じような調子だがあんな風に泣いたりしないぞ？」
「兄弟ならいいけど知らない人だから余計怖いんだって！」
「そういうものか・・・。以後気をつけよう。」
「わかればよろしい。ところで左くんの弟さんって何歳位なの？」
「一番年の近い弟なら杜若にいる。面識ある中では来年小学校に入学する弟が一番幼いが・・・。先月新しい妹が生まれたと聞いたな。」
「め、面識？」
「会わない兄弟も多いのでな。」
（左くんちってちょっと変わった家って聞いたけど、把握できない程いっぱい兄弟がいるんだ・・・。）

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名前書かなかったけどこーじとおねねだよ。

ついったで流れてきたわんにゃんツイートの猫がこーじっぽかったのでそれっぽい小話を。（もっちり参照）

「泣く許可は与えていないだろ！」って言わせたいけど親しい相手じゃないと苦しい。
犬神って泣くのか？（（




異母兄弟

なんですよ！いちおう！

わりとのぶろーの小話に絡んでくる要素なのにこいつらに兄弟感ないよな・・・
ｱｯそうだよまだ絡ませてなくね！？

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いかにソフトの力に頼ってたか分かるよねこの乱雑さ（（（

おえびでがっつり絵描いてた過去もあった筈・・・なんだ・・・




四月馬鹿（しもい

（前提：休日だが学校）
後「左・・・。実はついてないって本当か・・・！？」
左「・・・は？ついてないとは？」
後「だから・・・。股間のブツ。」
左「・・・ああ、そんな事か。誰がそんな噂を広めたのかは知らないが、そう思いたいならそう思えばよかろう。」
後「・・・・・・。」

銅「はぁ・・・。陰口を間に受けて本人に聞くやつがある？怒らせなかった？」
禰「まぁ、左くんはあまり怒る人じゃないけど・・・。」
後「それが・・・。はぐらかされたんだが。」
銅禰「・・・へ？」
後「そう思いたいならそう思えばいいと言われた。」
銅禰「・・・・・・。」
禰（なんで本人否定しないの！？曖昧にされたら余計勘ぐっちゃうじゃん！）
銅（いやそんな本当についてないって事は・・・！でも今日はエイプリールフールだし本人が広めた可能性も・・・！でもこんな下世話な嘘つくような人とは思えないし・・・！）



犬「こーじついてないって噂されてる・・・。」
左「手前は知ってるだろう。」
犬「・・・こーじが本当に女の子だったら最高なのになぁ・・・」
左「善処しよう」
犬「よろしくぅ・・・。」
左（よ、よろしくではなかろう・・・！・・・こ奴には冗談が通じぬな・・・。）




ついてないって噂は皇子が浮世離れした雰囲気だから健全な中学男子としての性欲があるのが想像つかないって噂されてそこから派生したもので、特に四月馬鹿は関係ないかもしれない。
皇子本人はどう思われたって構わないのでスルーしてるというのもあるけど四月馬鹿も多少は意識してる。
ただ皇子本人が滅多に冗談を言わないので、冗談が冗談とわかりにくい微妙なアレになってしまったという。