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東西南北くすつば!企画用ブログ
2024/04/20 (Sat)
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2010/04/10 (Sat)
コンプレックス外伝の外伝というか。
一ノ瀬の話。
一ノ瀬の話。
「出てけ。」
「嫌だ。」
「いい加減にしろ。」
「坊ちゃん、別に生活苦しくないだろ?いいじゃん一週間位。」
「坊ちゃんは止めろ。同い年位だろ。お前。」
「そ。お前、名前王って言うんだよな。王って呼ぶよ。」
「・・・何で下の名前なんだ。・・・お前は?」
「一ノ瀬 嗣。ツグって呼べよ。」
「・・・じゃあ一ノ瀬。」
「何でっ!?」
何故俺がこいつの元を選んだか。
・・・何も知らない坊ちゃんだと思ったから。きっと俺に不利益な事はしないだろうと。
困った時の、仮の宿として、こいつを利用しようとした。
・・・それ以上の事は、望んでいなかった。なのに・・・。
こいつは俺よりずっと大人で、色んな事が分かってて、なんだかんだで俺の世話焼いてくれて、すごく居心地がよかった。
・・・3日後、うまい仕事が転がって来た。
変質者のアジトが、繁華街の路地にあるらしい。
・・・そこでの仕事は、かなりワリが良く、俺の得意分野でもあった。
・・・女騙して引っ掛けて連れていくだけで、大金が貰えるという。
どういう仕組みになっているのかは知らないが、自分達が楽しむだけでなく、女を何かしらで金に変える為、俺に支払われる額も大きいらしい。
・・・かなり危ない仕事だ。
こいつだけは巻き込みたくなかった。
だけど、少しでも長くここにいたかったから、約束の一週間まで仕事には手を付けず、粘った。
「また、頼ることもあるかもしれない。」
・・・仕事が途切れた時にしかやっかいになれないけど。
そう言って、王の元を去った。
・・・その後・・・その変質者の達は、俺を狙い始めた。
「・・・あんたくらい綺麗な男なら、需要はいくらでもあるぜ?嫌だったら、3日に一度、必ず女一人連れてこい!!」
・・・ありえないノルマ。だけど、あいつらから逃げられないのは知ってる。
俺はそれを少しでも先延ばしにする為に、女を騙し続けた。
そして、昔俺に惚れてた女の頑なな態度に苛立ち、暴力を振るった。
何の金にもならない行為。
これが引き金で、俺の中にどっと罪悪感が込み上げて来た。
―――俺の3日間の為だけに、どうして傷付かなければならないんだ?
あえて見ようとしなかった現実に、向き合ってしまった。
・・・いつまでこんな事をし続けなければならないんだ・・・
次第に目の前が暗くなった。
そうだ。王に・・・。王に会いにいこう。
あいつに、こんな毎日を断ち切る勇気を貰おう。
あいつは、同情なんて、しなかったけど。
俺は、沈められて、地獄の毎日を過ごすのだろう。
だけど、俺が沈めた、何の罪のない女たちも、変質者どもの金の為に、地獄に堕ちたのだ。
・・・当然の報いだ。
・・・さようなら、王。短い間だったけど、お前は俺の、一番の・・・ともだち、だったよ・・・。
だけど、王は、沈む俺を引き揚げてくれた。
変質者どもから受けた恐怖は未だこの身体全体に残ったままだけど。
・・・王がいれば、俺は、地獄へ堕ちずに済むだろう。
これからも、俺を、堕ちないように、繋いでおいてくれ・・・。
王・・・。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
王嗣というか、一ノ瀬→王ですが。
王嗣王嗣言いながら、それらしいのまだあげてなかったので即興で書いてみた。←
長編もラフだけ書いてあるけど、完成は全然先だし。
つーかね、王の設定がBLにうってつけで困る。今思うと勲→王にしなくて良かったのやも。
コンプレックスでは簡単に書きすぎたけど、一ノ瀬にとって王は同居時から大きな存在だったんだよって話。
「嫌だ。」
「いい加減にしろ。」
「坊ちゃん、別に生活苦しくないだろ?いいじゃん一週間位。」
「坊ちゃんは止めろ。同い年位だろ。お前。」
「そ。お前、名前王って言うんだよな。王って呼ぶよ。」
「・・・何で下の名前なんだ。・・・お前は?」
「一ノ瀬 嗣。ツグって呼べよ。」
「・・・じゃあ一ノ瀬。」
「何でっ!?」
何故俺がこいつの元を選んだか。
・・・何も知らない坊ちゃんだと思ったから。きっと俺に不利益な事はしないだろうと。
困った時の、仮の宿として、こいつを利用しようとした。
・・・それ以上の事は、望んでいなかった。なのに・・・。
こいつは俺よりずっと大人で、色んな事が分かってて、なんだかんだで俺の世話焼いてくれて、すごく居心地がよかった。
・・・3日後、うまい仕事が転がって来た。
変質者のアジトが、繁華街の路地にあるらしい。
・・・そこでの仕事は、かなりワリが良く、俺の得意分野でもあった。
・・・女騙して引っ掛けて連れていくだけで、大金が貰えるという。
どういう仕組みになっているのかは知らないが、自分達が楽しむだけでなく、女を何かしらで金に変える為、俺に支払われる額も大きいらしい。
・・・かなり危ない仕事だ。
こいつだけは巻き込みたくなかった。
だけど、少しでも長くここにいたかったから、約束の一週間まで仕事には手を付けず、粘った。
「また、頼ることもあるかもしれない。」
・・・仕事が途切れた時にしかやっかいになれないけど。
そう言って、王の元を去った。
・・・その後・・・その変質者の達は、俺を狙い始めた。
「・・・あんたくらい綺麗な男なら、需要はいくらでもあるぜ?嫌だったら、3日に一度、必ず女一人連れてこい!!」
・・・ありえないノルマ。だけど、あいつらから逃げられないのは知ってる。
俺はそれを少しでも先延ばしにする為に、女を騙し続けた。
そして、昔俺に惚れてた女の頑なな態度に苛立ち、暴力を振るった。
何の金にもならない行為。
これが引き金で、俺の中にどっと罪悪感が込み上げて来た。
―――俺の3日間の為だけに、どうして傷付かなければならないんだ?
あえて見ようとしなかった現実に、向き合ってしまった。
・・・いつまでこんな事をし続けなければならないんだ・・・
次第に目の前が暗くなった。
そうだ。王に・・・。王に会いにいこう。
あいつに、こんな毎日を断ち切る勇気を貰おう。
あいつは、同情なんて、しなかったけど。
俺は、沈められて、地獄の毎日を過ごすのだろう。
だけど、俺が沈めた、何の罪のない女たちも、変質者どもの金の為に、地獄に堕ちたのだ。
・・・当然の報いだ。
・・・さようなら、王。短い間だったけど、お前は俺の、一番の・・・ともだち、だったよ・・・。
だけど、王は、沈む俺を引き揚げてくれた。
変質者どもから受けた恐怖は未だこの身体全体に残ったままだけど。
・・・王がいれば、俺は、地獄へ堕ちずに済むだろう。
これからも、俺を、堕ちないように、繋いでおいてくれ・・・。
王・・・。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
王嗣というか、一ノ瀬→王ですが。
王嗣王嗣言いながら、それらしいのまだあげてなかったので即興で書いてみた。←
長編もラフだけ書いてあるけど、完成は全然先だし。
つーかね、王の設定がBLにうってつけで困る。今思うと勲→王にしなくて良かったのやも。
コンプレックスでは簡単に書きすぎたけど、一ノ瀬にとって王は同居時から大きな存在だったんだよって話。
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