トリモチ切断 忍者ブログ
東西南北くすつば!企画用ブログ
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2018/06/20 (Wed)
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2010/06/23 (Wed)
のぼきり。成立前位の話。
ばあちゃんの思い出。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

学校行事の準備か何かで重たい木材を運ぶ貴莉子。

「た・・・小鳥遊さん・・・。お、重いでしょ。も、持つよ」
「ありがとう、山登くん。
・・・すごいなぁ。そんなに持てるんだ。力持ちだね。」
「・・・こ、恐くない・・・?」
「え?どうして?そんな事ないよ。だって、山登くん、今だって木材運ぶの手伝ってくれてるし、優しいよ。」
「・・・・・・。」
「ね?(にこっ)」
「・・・///あ、ありがとう・・・。」

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

学校の裏山でビニールシート敷いて木彫りやるノボ。

「山登くんって、大きくて力持ちなのに、こんな繊細な事もできるんだね。すごいね。」
「・・・・・・///」

「・・・~♪~♪」
「・・・鳥が・・・。」
「よかったら、この子達も作ってあげて。(にこっ)」
「・・・///(こくん)」

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

ノボは工作系の手芸なら割と何でもやります。
趣味仲間におとんの店を紹介され、来てみた。

「あれ~?ひーくんじゃん。久しぶり~!」
「・・・おぅ?何だ慶じゃねぇか。」
「ひーくん、やまさんの店で買い物するの~?」
「・・・おぅ。針金細工のツリーの材料が欲しいんだけどよ、案外置いてなくてな。ここんちはあるんかな。・・・!!?」

「あ、いさちゃん。」
「やっほー慶ちゃん。・・・あれ、そっちはもしかして・・・、ひーくん?」
「・・・い・・・い・・・い・・・、勲子・・・さん・・・!」
「久しぶりー!随分いい男になっちゃって!元気だった?」
「・・・・・・は・・・はい・・・げ、元気・・・でした・・・。」
「どうしたの?敬語なんか使ってよそよそしいなぁ。年頃だねぇ。照れてんの?」
「し、失礼します!」(ダッ!
「ひーくん!?」

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

・・・勲子さん・・・いさこねえちゃんに会うのは数年ぶりだ・・・。
ばあちゃんが死んでからうちに来なくなって、疎遠になってしまって、どんな風に接したらいいかわからない。
何より、いさこねえちゃんを見ると、ばあちゃんを思い出して辛い。

・・・ばあちゃんが入院した時、ばあちゃんの誕生日に向けて、いさこねえちゃんと一緒に縁起のいい五円玉の鶴を作ることにした。
「誕生日おめでとう。早く元気になってね。」というメッセージを添えて、プレゼントする予定だった。

・・・だけど、ばあちゃんは誕生日を迎える前に死んでしまった。

鶴は、完成しなかった。

・・・思い出すのが辛くて、ずっと、奥にしまい込んでいた作りかけの鶴。

・・・もうすぐばあちゃんの誕生日だ。
・・・完成させてみようかな。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

いつもの場所で、五円玉を広げる。

・・・ばあちゃんを思い出して、悲しくなって、手が止まってしまう。

涙が溢れた。

これじゃあ、進まないな・・・。

「山登くん。どうしたの?
・・・これ、五円玉で何か作ってるの?」
「・・・鶴・・・。」
「すごいね。でも、どうして泣いてるの?」
「・・・これ作ってると・・・ばあちゃんを思い出すから・・・。」

おれは小鳥遊さんに、ばあちゃんの話をした。

「・・・ボクも一緒に作りたいな。
おばあさんの為に、頑張って完成させようね。」
「・・・ありがとう・・・。」
「二人なら、きっとできるよ。」


・・・そして、小鳥遊さんと二人で、ようやく完成させた五円玉の鶴。

ばあちゃん、何年も待たせたけど、やっとできたよ。誕生日プレゼント。


・・・天国でも、元気でね。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

死にネタだけど、しみじみしたエピソードになったぜ。流石ノボ。

そんな訳で、ここからノボが貴莉子を「特別な人」として意識し始めます。
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