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東西南北くすつば!企画用ブログ
2024/04/19 (Fri)
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2010/06/19 (Sat)
コンプレックス1.5
王視点で、2に繋がる話。
王視点で、2に繋がる話。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
部活の時間は、集中して精神を研ぎ澄ませるのがいい。
柵も何も考えずに過ごせる、この時間が好きだ。
・・・それをぶち破る、甲高い女子の声が聞こえなければ。
「ほら見てみて!市ノ上くん!やっぱりかっこいーよねー!」
「あーん!話し掛けたーい!でもこわーい!」
「何がこわーいよ。そんな事言って、平気で話かけられるでしょ?油断させる気?」
「え?あんたも市ノ上狙い?・・・まさかイサも?」
・・・うるさいな。早くどっか行ってくれ。
俺の事なんて何一つ知らない癖に、表面だけ見てキャーキャー騒ぐ女子の気が知れなかった。
「・・・うちは、興味ない。」
明らかに違う声質が聞こえて来て、思わず手元が狂ってしまった。
・・・あー・・・。外したな。
「やだっ!めずらしー!あんたが市ノ上狙いとか言うから鳥肌立ったんじゃないのー?」
「ひっどーい!・・・で、イサ、興味ないとかマジバ?油断させるつもりじゃないの?」
「・・・本当に、ああいうタイプ嫌いだから。」
「信じられなーい!」
・・・イサと呼ばれた、クラスメートの女子。名前は勅使川勲子。
明らかに俺に対して嫌悪感を持っているという事は、その声色から十分窺い知れた。
・・・あいつに何かした覚えは無いけど。
所詮表面的な印象だけで、一方的に嫌ってるに過ぎないだろう。
キャーキャーいう奴らはどうでもいいが、そいつの態度だけは、どうしても気になってしまった。
・・・納得がいかない。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
テスト期間。教室に残って軽く復習していくか、なんて考えていた所、風間が現文の教科書抱えて近づいて来た。
「市ノ上って結構頭いいんだろ?勉強教えてくれない?」
「現文・・・?そんなの人に聞くものじゃないだろ。そもそも、風間は成績十分なんだから、わざわざ教えを請う必要はないだろう。」
「俺みたいにスポーツやらない奴は、こっちで頑張るしかないんだよ。」
「・・・お前何で北斗に来た。」
「・・・東海林西水流は面接で落とされた・・・。」
「・・・ああ・・・。」
教室には、俺達の他に勅使川と河原が残っていた。
「ほら那奈、ここの文を参照して・・・つまり・・・」
勅使川、河原に現文教えてるのか。
・・・実際現文の授業は教師もいい加減だ。
腑に落ちない所を聞いても、「それが答えなんだからそうなんだ」と返された時は、正直教師である事を疑ったが、自分も何故腑に落ちないか明確な説明ができなかった為、何も言えなかった。
・・・こういうのは感性なんだ。
そもそも教えるという事が不可能だ。
・・・そう思ってたのに、勅使川は、すらすらと、明確な、納得いく考え方を導き出していた。
・・・ああ、成る程・・・そういう事か。
・・・こいつ、もしかして凄いんじゃないか・・・?
スポーツ特待では無いらしいし、こいつ、北斗にいるのは場違いじゃないか?俺も人の事は言えないけど。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
帰ろうとした所、運悪く先生が来て、仕事を頼まれてしまった。
気がついたら教室には俺と勅使川だけ。
いつの間に、風間と河原は帰っていたようだ。
さりげなく逃げようとしたら、勅使川が近づいて来て、仕事を手渡されてしまった。
「はい、頼まれたのって、これだよね?」
・・・これは、逃げられないな。
観念して、仕事を手伝う事にした。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
面倒だが、淡々と仕事をこなす。
まあ、二人ならすぐ終わるか。
・・・それにしても、こいつ、さっきから俺と目を合わせようとしない・・・。
目が合うと、わざとらしく視線を逸らす。・・・何か気分悪い。
勅使川が目線を怖ず怖ずと合わせてきて、口を開いた。
「ずっと不機嫌そうだけど・・・、嫌だった?仕事。」
「別に・・・。」
「ごめんね。うちなんかと一緒じゃ嫌だよね。」
・・・何でそうなるんだよ。
イラッとするな、こいつ・・・。
「・・・そっちこそ、俺と一緒で居心地悪そうだな。見逃してくれれば良かったのに。」
「・・・ごめんね、市ノ上くん、やるもんだと思ってたから・・・。」
「いいよ別に。たいした事じゃないし。・・・それより勅使川は何で俺を嫌ってるんだ。」
「・・・え?そんなつもり・・・。」
「・・・この前、部活見てただろ?あの時・・・。」
「・・・あ、あれ・・・聞こえてた?・・・えっと・・・そんなつもりじゃなくてね・・・。ただ・・・。」
「何で俺が嫌いなの?何かしたっけ?」
「・・・・・・。嫌いとか、そういうんじゃないんだよ。・・・ただ・・・。」
「・・・・・・。」
勅使川は怯えているようだった。
・・・成る程、俺が怖いんだな。
別に何かするわけでもないし、怖がる必要なんてないのにな。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
仕事を片付けて、帰路に付く。
どうやら勅使川と帰る方向が一緒らしい。
勅使川は、不自然な速歩きで距離を置こうとする。
やっぱりその態度が気に入らなくて、思わず手首を掴んで引き留める。
「・・・!!」
「・・・何のつもりだよ。」
「・・・そっちこそ、何・・・?」
「身に覚えが無いのに、あからさまに避けられると気分が悪い。」
「・・・・・・ごめん。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
・・・はあ。駄目か。
しかし何で俺がこんなに気にかけなきゃならないんだ。
別に好意がある訳じゃない。関わる必要なんてないんだ。
・・・でも、今のこの現状がどうしても気に入らない。
どうにかしてこの態度を改めさせたいと思った。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
・・・俺は相当あいつを気にしているらしい。
誤解のないように言っておくが、決して好意ではない。何かひっかかるだけだ。
どうにかして態度を軟化させてやりたい。
・・・河原に勉強を教えていたのを見る限り、勅使川はかなり頭が切れるようだ。
馬鹿ばかりの北斗だが、こういう有能そうな奴となら、繋がりを持って損じゃない。
少し、近づいてみるか。
何故なのか理由はわからないが、どうやら劣等感の強いタイプのようだから、少し下手に出てみるか。
・・・きっかけは、これでいい。
別に本当に望んでいる訳じゃ無いけど、これが1番の方法だろう。
持ち上げて、頑なに閉ざした心を開かせてやろう。
「勅使川、ちょっと時間いいか?
テスト近いだろ?勉強教えてほしいんだよ。」
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
ついったの王の台詞見て、うちの長編の流れと矛盾ができるなこれは・・・。と感じたので、つじつま合わせ。この流れはイサの現設定で曲げられんから。王はイサに勉強教えてもらう事が目的だった訳じゃなくて、イサの能力に興味を持って、それを確かめたかったからでいいかな。
だから、成績が伸びるとかは、本来どうでもいい。
でも、それがきっかけでイサの態度が軟化して、「少しでも役に立てるなら!」と、嬉々して教えてくるようになったので、流れで「勉強会」が定番化してしまった。
本意ではなかったが、成績が伸びるのは悪い事じゃないし、イサとの勉強はダラダラしないから効率もいいし、まあいいか、って受け入れる。
まあ、王はイサがもっと切れるタイプだと思って興味を持って近付いた訳だが、うっかりハズレだったという。
勉強を教えるのは上手いけど、生き方は馬鹿だった。
だけど何となく振りほどけないで今に至る。
教師がいい加減とかそういうのは、私がバカ学校通ってた時の実感。私、英語の授業中に納得行かない部分で教師と不毛な言い争いした記憶あるぜ・・・。まともに聞き入れてくれなくて授業妨害扱いされて、あれは悔しかったわ。納得いく答えは貰えんかった。まあ、中にはいい先生もいました。
イサが放課後特別授業してもらってる先生は、熱心ないい先生なんだろうな。
部活の時間は、集中して精神を研ぎ澄ませるのがいい。
柵も何も考えずに過ごせる、この時間が好きだ。
・・・それをぶち破る、甲高い女子の声が聞こえなければ。
「ほら見てみて!市ノ上くん!やっぱりかっこいーよねー!」
「あーん!話し掛けたーい!でもこわーい!」
「何がこわーいよ。そんな事言って、平気で話かけられるでしょ?油断させる気?」
「え?あんたも市ノ上狙い?・・・まさかイサも?」
・・・うるさいな。早くどっか行ってくれ。
俺の事なんて何一つ知らない癖に、表面だけ見てキャーキャー騒ぐ女子の気が知れなかった。
「・・・うちは、興味ない。」
明らかに違う声質が聞こえて来て、思わず手元が狂ってしまった。
・・・あー・・・。外したな。
「やだっ!めずらしー!あんたが市ノ上狙いとか言うから鳥肌立ったんじゃないのー?」
「ひっどーい!・・・で、イサ、興味ないとかマジバ?油断させるつもりじゃないの?」
「・・・本当に、ああいうタイプ嫌いだから。」
「信じられなーい!」
・・・イサと呼ばれた、クラスメートの女子。名前は勅使川勲子。
明らかに俺に対して嫌悪感を持っているという事は、その声色から十分窺い知れた。
・・・あいつに何かした覚えは無いけど。
所詮表面的な印象だけで、一方的に嫌ってるに過ぎないだろう。
キャーキャーいう奴らはどうでもいいが、そいつの態度だけは、どうしても気になってしまった。
・・・納得がいかない。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
テスト期間。教室に残って軽く復習していくか、なんて考えていた所、風間が現文の教科書抱えて近づいて来た。
「市ノ上って結構頭いいんだろ?勉強教えてくれない?」
「現文・・・?そんなの人に聞くものじゃないだろ。そもそも、風間は成績十分なんだから、わざわざ教えを請う必要はないだろう。」
「俺みたいにスポーツやらない奴は、こっちで頑張るしかないんだよ。」
「・・・お前何で北斗に来た。」
「・・・東海林西水流は面接で落とされた・・・。」
「・・・ああ・・・。」
教室には、俺達の他に勅使川と河原が残っていた。
「ほら那奈、ここの文を参照して・・・つまり・・・」
勅使川、河原に現文教えてるのか。
・・・実際現文の授業は教師もいい加減だ。
腑に落ちない所を聞いても、「それが答えなんだからそうなんだ」と返された時は、正直教師である事を疑ったが、自分も何故腑に落ちないか明確な説明ができなかった為、何も言えなかった。
・・・こういうのは感性なんだ。
そもそも教えるという事が不可能だ。
・・・そう思ってたのに、勅使川は、すらすらと、明確な、納得いく考え方を導き出していた。
・・・ああ、成る程・・・そういう事か。
・・・こいつ、もしかして凄いんじゃないか・・・?
スポーツ特待では無いらしいし、こいつ、北斗にいるのは場違いじゃないか?俺も人の事は言えないけど。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
帰ろうとした所、運悪く先生が来て、仕事を頼まれてしまった。
気がついたら教室には俺と勅使川だけ。
いつの間に、風間と河原は帰っていたようだ。
さりげなく逃げようとしたら、勅使川が近づいて来て、仕事を手渡されてしまった。
「はい、頼まれたのって、これだよね?」
・・・これは、逃げられないな。
観念して、仕事を手伝う事にした。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
面倒だが、淡々と仕事をこなす。
まあ、二人ならすぐ終わるか。
・・・それにしても、こいつ、さっきから俺と目を合わせようとしない・・・。
目が合うと、わざとらしく視線を逸らす。・・・何か気分悪い。
勅使川が目線を怖ず怖ずと合わせてきて、口を開いた。
「ずっと不機嫌そうだけど・・・、嫌だった?仕事。」
「別に・・・。」
「ごめんね。うちなんかと一緒じゃ嫌だよね。」
・・・何でそうなるんだよ。
イラッとするな、こいつ・・・。
「・・・そっちこそ、俺と一緒で居心地悪そうだな。見逃してくれれば良かったのに。」
「・・・ごめんね、市ノ上くん、やるもんだと思ってたから・・・。」
「いいよ別に。たいした事じゃないし。・・・それより勅使川は何で俺を嫌ってるんだ。」
「・・・え?そんなつもり・・・。」
「・・・この前、部活見てただろ?あの時・・・。」
「・・・あ、あれ・・・聞こえてた?・・・えっと・・・そんなつもりじゃなくてね・・・。ただ・・・。」
「何で俺が嫌いなの?何かしたっけ?」
「・・・・・・。嫌いとか、そういうんじゃないんだよ。・・・ただ・・・。」
「・・・・・・。」
勅使川は怯えているようだった。
・・・成る程、俺が怖いんだな。
別に何かするわけでもないし、怖がる必要なんてないのにな。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
仕事を片付けて、帰路に付く。
どうやら勅使川と帰る方向が一緒らしい。
勅使川は、不自然な速歩きで距離を置こうとする。
やっぱりその態度が気に入らなくて、思わず手首を掴んで引き留める。
「・・・!!」
「・・・何のつもりだよ。」
「・・・そっちこそ、何・・・?」
「身に覚えが無いのに、あからさまに避けられると気分が悪い。」
「・・・・・・ごめん。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
・・・はあ。駄目か。
しかし何で俺がこんなに気にかけなきゃならないんだ。
別に好意がある訳じゃない。関わる必要なんてないんだ。
・・・でも、今のこの現状がどうしても気に入らない。
どうにかしてこの態度を改めさせたいと思った。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
・・・俺は相当あいつを気にしているらしい。
誤解のないように言っておくが、決して好意ではない。何かひっかかるだけだ。
どうにかして態度を軟化させてやりたい。
・・・河原に勉強を教えていたのを見る限り、勅使川はかなり頭が切れるようだ。
馬鹿ばかりの北斗だが、こういう有能そうな奴となら、繋がりを持って損じゃない。
少し、近づいてみるか。
何故なのか理由はわからないが、どうやら劣等感の強いタイプのようだから、少し下手に出てみるか。
・・・きっかけは、これでいい。
別に本当に望んでいる訳じゃ無いけど、これが1番の方法だろう。
持ち上げて、頑なに閉ざした心を開かせてやろう。
「勅使川、ちょっと時間いいか?
テスト近いだろ?勉強教えてほしいんだよ。」
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
ついったの王の台詞見て、うちの長編の流れと矛盾ができるなこれは・・・。と感じたので、つじつま合わせ。この流れはイサの現設定で曲げられんから。王はイサに勉強教えてもらう事が目的だった訳じゃなくて、イサの能力に興味を持って、それを確かめたかったからでいいかな。
だから、成績が伸びるとかは、本来どうでもいい。
でも、それがきっかけでイサの態度が軟化して、「少しでも役に立てるなら!」と、嬉々して教えてくるようになったので、流れで「勉強会」が定番化してしまった。
本意ではなかったが、成績が伸びるのは悪い事じゃないし、イサとの勉強はダラダラしないから効率もいいし、まあいいか、って受け入れる。
まあ、王はイサがもっと切れるタイプだと思って興味を持って近付いた訳だが、うっかりハズレだったという。
勉強を教えるのは上手いけど、生き方は馬鹿だった。
だけど何となく振りほどけないで今に至る。
教師がいい加減とかそういうのは、私がバカ学校通ってた時の実感。私、英語の授業中に納得行かない部分で教師と不毛な言い争いした記憶あるぜ・・・。まともに聞き入れてくれなくて授業妨害扱いされて、あれは悔しかったわ。納得いく答えは貰えんかった。まあ、中にはいい先生もいました。
イサが放課後特別授業してもらってる先生は、熱心ないい先生なんだろうな。
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