関連
★★学生企画関連リンク★★
---携帯用
掲示板(小ネタ帳)
まきびし陥没
落書き置き場
つるはし発酵
お絵かき掲示板
かんぬき侵食
おにぎり放電過去ログ
のりまき冷却過去ログ
キャラ紹介まとめ
全キャラソート
★★学生企画関連リンク★★
---携帯用
掲示板(小ネタ帳)
まきびし陥没
落書き置き場
つるはし発酵
お絵かき掲示板
かんぬき侵食
おにぎり放電過去ログ
のりまき冷却過去ログ
キャラ紹介まとめ
全キャラソート
★★学生企画関連リンク★★
カテゴリー
ブログ内検索
東西南北くすつば!企画用ブログ
2024/04/23 (Tue)
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2010/04/17 (Sat)
まとめ
2話
2の続き。勲子視点。
2話
2の続き。勲子視点。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
一ノ瀬は、逃げないようにとうちの腕を掴んで、淡々と喋り始めた。
「俺は、お前が思っている以上にひどい事をした。
・・・犯罪者なんだよ。俺。
未成年の女を、変質者のアジトに連れていって、金貰ってたんだ。
色々事情があって、隠匿されて、裁かれはしないけどさ。
俺がやった事に変わりはない。」
「・・・それってうちに関係ある話?あんたがよそで何してても、うちは何とも思わないし。・・・でも、最低だね。」
「関係は・・・ある。あの日、イサを騙して連れていくつもりだったからな。」
・・・成る程。ヨリ戻しの話は本心じゃなかった訳か。
・・・本当、自分本位の最低野郎。
・・・だけど、まてよ?一ノ瀬はあの後・・・
「そういえば、あんた集団暴行受けて入院したんだよね。・・・その変質者達とモメたの?」
一ノ瀬は身震いした。
・・・よほど怖い目に遭わされたらしい。
「・・・途中から、あいつらが俺を狙い始めて・・・。売られたくなければ、女を連れてこいって脅されて・・・。」
「・・・それであの日、うちを・・・」
「・・・だけど、イサの事は連れていけなかった。」
「・・・はあ?暴力振るっておきながら、いい子ぶらないでよ。うちが路地から出なければ、うちが変質者に暴行されてたんでしょ?あんた、唾吐いて逃げたじゃん。」
「いい子ぶってた訳じゃないし、イサを助けたいと思った訳じゃない。最初はイサを売ろうとしてたけど、うまくいかなくて、目の前が真っ暗になって、気付いたら暴力振るってた。・・・俺、変な衝動持ってたみたいで、その時、不思議と気持ち良かったんだよ・・・。このまま犯しちまおうか、とも思った。」
ぞくっ・・・
そのさまを想像して、身震いがした。
一ノ瀬の目つきも、どこか妖しかった。
うちの腕をを掴む一ノ瀬の手。
そんな事言われたら、意識してしまう。
もしかしたらこの手に犯されていたのかも、と思うと、恐怖と共に、胸の奥がずんと重くなった。
一ノ瀬を直視できずに、俯く。
「や・・・やめてよ・・・」
「・・・変な事言ったな。・・・俺はそんな自分が怖くなって逃げたんだよ。・・・だけど、イサが変質者どもの餌食になるのは嫌だって気持ちもあった。」
「・・・え?」
「今思うと、告白受けた時イサのこと好きだったのかもな。身長の事、からかわれて、もっと伸びてからなら、イサと並んでも何も言われないで済むかな、とも考えた。あの時は人の気持ちが全然解らなくて、イサが傷ついた事なんて考えてなかったんだな。」
・・・そんな事、今更言われたって・・・
「・・・一ノ瀬はさ、うちを連れていかなかったから暴行されたの?」
「・・・そうなるかもしれないが、時期が早まっただけだ。・・・王が助けてくれたから、大事には至らなかったけど。」
・・・少しだけ、嬉しかった。
一ノ瀬が、少しでもうちの事を思ってくれていたのだと思うと。
・・・少しなら、許してもいいかもしれない。
「・・・あんたの気持ちが分かって、結構すっきりした。」
「・・・俺も、良かった。イサが話を聞いてくれて。」
「ひとつ聞きたいんだけど、あんた、市ノ上とはどういう関係なの?」
「・・・あいつといると落ち着くんだ・・・。あいつといれば、俺も少しはまともな人間になれるかな、と思う。」
「・・・そう。よかった。結構前向きな関係なんだ。あれでも市ノ上とは友達だから、変な事に巻き込まれてたらやだな、って思ったの。」
「・・・だけど、あいつとは長くはいられないな。俺は汚れ過ぎた。たくさんの人の人生を壊した。近いうちに、本当の報いを受けるかもしれない。だから・・・。近いうちに、この街を出るかもしれない。・・・じゃあな。」
そう言って背を向けた一ノ瀬の背中が、すごく遠いような気がした。
一年前、あいつに恋してた事を思い出して、心が苦しくなって、涙が出て来た。
・・・さようなら。嗣・・・。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
この話で、イサも一ノ瀬も少しは救われたかな・・・?
これでやっと一ノ瀬のネタが何のしがらみもなく描けそうだ。
しかし嗣勲っぽい部分書いてた時は異様な違和感に襲われた。なぜし。
一ノ瀬は、逃げないようにとうちの腕を掴んで、淡々と喋り始めた。
「俺は、お前が思っている以上にひどい事をした。
・・・犯罪者なんだよ。俺。
未成年の女を、変質者のアジトに連れていって、金貰ってたんだ。
色々事情があって、隠匿されて、裁かれはしないけどさ。
俺がやった事に変わりはない。」
「・・・それってうちに関係ある話?あんたがよそで何してても、うちは何とも思わないし。・・・でも、最低だね。」
「関係は・・・ある。あの日、イサを騙して連れていくつもりだったからな。」
・・・成る程。ヨリ戻しの話は本心じゃなかった訳か。
・・・本当、自分本位の最低野郎。
・・・だけど、まてよ?一ノ瀬はあの後・・・
「そういえば、あんた集団暴行受けて入院したんだよね。・・・その変質者達とモメたの?」
一ノ瀬は身震いした。
・・・よほど怖い目に遭わされたらしい。
「・・・途中から、あいつらが俺を狙い始めて・・・。売られたくなければ、女を連れてこいって脅されて・・・。」
「・・・それであの日、うちを・・・」
「・・・だけど、イサの事は連れていけなかった。」
「・・・はあ?暴力振るっておきながら、いい子ぶらないでよ。うちが路地から出なければ、うちが変質者に暴行されてたんでしょ?あんた、唾吐いて逃げたじゃん。」
「いい子ぶってた訳じゃないし、イサを助けたいと思った訳じゃない。最初はイサを売ろうとしてたけど、うまくいかなくて、目の前が真っ暗になって、気付いたら暴力振るってた。・・・俺、変な衝動持ってたみたいで、その時、不思議と気持ち良かったんだよ・・・。このまま犯しちまおうか、とも思った。」
ぞくっ・・・
そのさまを想像して、身震いがした。
一ノ瀬の目つきも、どこか妖しかった。
うちの腕をを掴む一ノ瀬の手。
そんな事言われたら、意識してしまう。
もしかしたらこの手に犯されていたのかも、と思うと、恐怖と共に、胸の奥がずんと重くなった。
一ノ瀬を直視できずに、俯く。
「や・・・やめてよ・・・」
「・・・変な事言ったな。・・・俺はそんな自分が怖くなって逃げたんだよ。・・・だけど、イサが変質者どもの餌食になるのは嫌だって気持ちもあった。」
「・・・え?」
「今思うと、告白受けた時イサのこと好きだったのかもな。身長の事、からかわれて、もっと伸びてからなら、イサと並んでも何も言われないで済むかな、とも考えた。あの時は人の気持ちが全然解らなくて、イサが傷ついた事なんて考えてなかったんだな。」
・・・そんな事、今更言われたって・・・
「・・・一ノ瀬はさ、うちを連れていかなかったから暴行されたの?」
「・・・そうなるかもしれないが、時期が早まっただけだ。・・・王が助けてくれたから、大事には至らなかったけど。」
・・・少しだけ、嬉しかった。
一ノ瀬が、少しでもうちの事を思ってくれていたのだと思うと。
・・・少しなら、許してもいいかもしれない。
「・・・あんたの気持ちが分かって、結構すっきりした。」
「・・・俺も、良かった。イサが話を聞いてくれて。」
「ひとつ聞きたいんだけど、あんた、市ノ上とはどういう関係なの?」
「・・・あいつといると落ち着くんだ・・・。あいつといれば、俺も少しはまともな人間になれるかな、と思う。」
「・・・そう。よかった。結構前向きな関係なんだ。あれでも市ノ上とは友達だから、変な事に巻き込まれてたらやだな、って思ったの。」
「・・・だけど、あいつとは長くはいられないな。俺は汚れ過ぎた。たくさんの人の人生を壊した。近いうちに、本当の報いを受けるかもしれない。だから・・・。近いうちに、この街を出るかもしれない。・・・じゃあな。」
そう言って背を向けた一ノ瀬の背中が、すごく遠いような気がした。
一年前、あいつに恋してた事を思い出して、心が苦しくなって、涙が出て来た。
・・・さようなら。嗣・・・。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
この話で、イサも一ノ瀬も少しは救われたかな・・・?
これでやっと一ノ瀬のネタが何のしがらみもなく描けそうだ。
しかし嗣勲っぽい部分書いてた時は異様な違和感に襲われた。なぜし。
PR
この記事にコメントする