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東西南北くすつば!企画用ブログ
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2010/04/11 (Sun)
東海林退学後の話
・・・最初は不良のリーダーなんて、俺以上のはみだし者として見下してたのに。

・・・なんで今のあいつは、あんなに輝いてるんだよ。



久しぶりに鳥井の姿を見た。
エンタ部の買い出しか何かなのか、大荷物だった。あいつは嫌な顔をしながらも充実してそうだった。


「あ、一ノ瀬?おーい!久しぶりー!」

「は・・・?」

鳥井が重い荷物を抱えながらこっちに向かって来た。

・・・あいつと仲良くした記憶はないんだけどな。

絡まれた記憶はあるけど。

「ちっとこれ運ぶの手伝ってくんね?一人じゃ重くてよー。」

ドサッ

有無を言わさず、荷物を渡された。

「・・・は?何の為に俺が・・・!」

「急げよ!早くしないとボスに怒られちまう!」

「はぁ?待て!」

・・・仕方ないので、鳥井と一緒に荷物を運ぶ事にした。


「・・・なあ、学校辞めてから何してんのお前。仕事?」

「あ?・・・まぁ・・・。」


言葉を濁してしまった。言える訳がない。

「仕事、楽しいか?学校より。」

「・・・どうだろうな。・・・お前は学校楽しいか?」

「・・・この有様見て楽しそうなんて思えるか?大変だよ。・・・でも、前よりは悪くないな。」

「・・・そうか・・・」

見下してた筈の鳥井が、とても眩しく見えた。

・・・俺は、何をしているのだろう。



東海林の校門前まで来て、荷物を手渡した。

・・・中に入ったら、東海林の雰囲気に当てられそうだから。


「おぅ?何だよ。折角だし中に入ってくりゃいいのに。っていうか重てっ!」

「いや、いいんだよ俺は。もうこことは関係ない人間だし。」



俺は、汚れ過ぎたから。

きっと、もうお前らみたいにはなれないよ。


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

明暗がくっきり分かれてしまった二人。

東海林にいた一ノ瀬は比較的おとなしい子でした。

東海林の自由な校風に惹かれて入学したはいいものの、はみだしっ子で、人と表面的な関わりしかできなかったから、東海林はとても居心地が悪かった。


振り回す側のリーちゃんにすごく違和感・・・。


所で一ノ瀬がモブらしからぬでしゃばりっぷりでごめん!

精神的に幼いだけあって動かしやすいんだ。
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