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2012/10/16 (Tue)
バレンタインネタとか。
枚数少ないのをいいことに勲子と信郎の過去話とカラーチェンジネタの王はこっちに置いちゃってます。




バレンタイン前

勲「二月か・・・。鬱だ・・・。」
涼「渡す側が何言ってるんだよ。」
勲「いとーみたいな食に頓着しない奴は楽でいいなぁ・・・。普段は苦労が絶えなさそうだけど・・・この時期だけは・・・。」
涼「はぁ?」
勲「男に女子力なんていらないんだよちくしょうが・・・!!」(ダンッ
涼(何で荒れてるんだ・・・?まぁ俺には関係ないか・・・)

康「どうしたの勅使川さん、具合悪いの?(´・ω・)」
勲「出た女子力・・・!」
康「?????」
勲「はぁ・・・。逆チョコテロされたら勝てる気がしない・・・」
康「?逆チョコ?ああ、もしかしてチョコ嫌い?(´・ω・)だったら別の考えるけど・・・」
勲「うわぁぁぁやっぱりくれるつもりだったんだぁぁぁぁ!!!!!」
康「え、ええ!?Σ(;・ω・)ど、どうして打ちひしがれるの!?なにかまずかった!!?」
勲「うちにくれるって事は当然山奥先輩にも渡るよね・・・。」
康「え、うん、お世話になった人には一通り・・・。あ、山奥先輩もバレンタインに向けてはりきってたみたいだから、あらかじめチョコ嫌いだって伝えておこうか?」
勲「うわぁぁぁぁぁあっぁぁあぁぁ!!!!予想の範囲内だけど!予想の範囲内だけど!!!戦う前から目に見えて負け戦だぁぁぁぁあぁぁぁぁあ!!!!」
康「え!?何!!!?戦いって何!!!!????」
勲「女子力高い男子ばくはつしろ・・・!先輩は女子力だけばくはつしろ・・・!!」バタッ
康「勅使川さんが何故か真っ白に燃え尽きた・・・!」

王「騒がしい・・・。何なんだ一体。」
康「ああごめん。王はチョコ食べられるっけ?」
王「バレンタインか・・・。まあ貰えるものなら貰っておくが・・・。それで騒いでたのか?くだらない・・・。」
康「そんな言い方ないだろ。作りがいがないなぁ。」
王「別に無理して作らなくていいけどね。バレンタインにチョコ渡す習慣なんて所詮チョコレート業者が仕掛けた事だ。そんなのにわざわざ踊らされる必要はない。」
康「理屈っぽいなぁ。」
王「チョコレートでも別に構わないがどうせなら労働力の方が助かる。スケジュールがずれて丁度その時期忙しいんだ。」
康「うーん・・・。じゃあ時間が空いたときに行くよ。パソコンわからないし家事手伝い位しかできないけど。」
王「元より仕事の方には期待してない。」
勲「あんたいい事言うじゃん。」
王「うわっ!いきなり何なんだ!」
康「あ、勅使川さん立ち直ったの?」
勲「そっかーそうだよねー。わざわざ苦手なこと頑張るより得意な事やったほうが確実だよねー。ジャンルが違えば比べられる事もないしね!ありがと!市ノ上!」
王「・・・はぁ?何もしてないんだが・・・」




バレンタイン

「あら、この煮物美味しい!」
「それ、いさちゃんが作ったのよ~。」
「あらぁ、勲子は料理が上手いのねぇ。」
「和食ばっかり鍛えられてたので。えへへ・・・。あ、でもおかし作りとかはさっぱりなんですよね・・・。だからバレンタインでも、たいしたチョコ作れなくて・・・。それで・・・。」
「和食が得意だなんて、家庭的でいいじゃない。いいお嫁さんになるわよぉ。」
「え・・・///」
「あら、お邪魔したわね、おばちゃんは奥でひっこんでるから、ごゆっくり~」
「えっ///ちょ、ちょっと!」
完全にチョコレートじゃ勝負にならないと悟った結果、自分の得意なものを振舞うことにした勲。
流石に自分の家に呼ぶ度胸はなかったので、ちょうど勲の親戚に自営の食堂やってる人がいて、定休日を見計らって厨房と席を借りた。





あざだらけの顔と身体。
虚ろな目。

---
その男の子は執拗にあたしたちに嫌がらせをしてきた。

「母さんが怒るのは・・・ 母さんが泣くのは・・・ 左のせいだ・・・。」

男の子の狙いはやまのおばあちゃんちで会った、皇子くんだった。
あたしは一番のお姉さんとして、男の子に立ち向かった。

人の嫌がることをしちゃ、だめなんだよって、男の子に言った。

「おまえは左の味方なんだ・・・。」


その日から、その男の子はあたしに集中的に嫌がらせをしてくるようになった。
男の子はあたしと同じ小学校だった。それから学校で会う度に嫌がらせされるようになった。


「いさちゃんをいじめるな!」

慶ちゃんはそんなあたしを守ろうとしてくれたけど、4年も上の相手に敵う筈がなかった。
それから慶ちゃんもターゲットにされるようになった。


いつしか、その事を皇子くんも知る事となった。
「やめてくれ!彼女は関係ないだろう!僕が憎いなら僕にすればいい!・・・勲子さん、ごめんなさい・・・。僕のせいだ・・・。」
「・・・あれ・・・?俺がなにやっても顔ひとつ変えなかったのに・・・。そっか、おまえはそいつがいじめられると怒るし泣くんだ・・・。」

その時、初めてその男の子の笑顔を見た。
皇子くんがつらい思いをするのが、なによりも楽しいらしい。



罪悪感から皇子くんはあたしたちから距離を置くようになった。

「もう皇子くんとは遊ばないよ、とだけ言えば、あいつはきっと何もしてこないと思うから。僕たちの問題に巻き込んで、ごめんなさい。」

最後に皇子くんはそう言って、あたしたちに会わなくなった。



それから男の子は、徐々に嫌がらせをしてこなくなった。

---

ある日、信じられないものを見た。
お父さんが、その男の子を連れて、うちに帰ってきたのだった。
はるみさんが昔の同級生の面倒を見てる間に、うちでその人の息子さんを預かる事になったらしい。


あたしが嫌だ、と言うと、お姉ちゃんに咎められた。
「勲子、あの男の子、痣だらけだったでしょ。お母さんに虐待されてたんだって。可哀想に。勲子も年頃だから嫌かもしれないけど我慢してあげなさいね。」

家族はみんな男の子に同情し、歓迎していた。ここで反発したら、あたしは虐待されている可哀想な子供を見捨てる酷い奴になってしまう。
そう思って、男の子にいじめられていた事を言い出せなかった。

皇子くんと会わなくなってから嫌がらせされなくなったものの、いじめっ子と一緒に暮らさなければならない事が不安だった。
家族が味方になってくれない。いじめっ子に肩入れしている。その事が、悔しくて、怖くて仕方なかった。

---

男の子=信郎

勲子にとってはこのトラウマのような出来事が、信郎にとっては救いであり転機だったので、信郎は勲子に引け目を感じている。
勲子は今の信郎が何もしてこないのはわかりきっているし、過去のことは今になってはそこまで気にしていないけれど、信郎がやたら腫れ物に触るような対応をしてくるので逆に苛々してつらく当たってしまう。

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ノボもこの問題には巻き込まれてるけど皇子が噛み付くほど強い子だったので信郎は手が出せなかった。
あと、慶三も勲子も、ノボと一緒にいれば信郎が手を出してくることはなかった。

ただ、ノボは3人と学校が別なので、学校じゃどうしようもできなかった。

あと幹に全然触れてないけど信郎にとって敵でもあり同類でもあるので、(当時幹も左家を恨んでたから)左家でありながら信郎のターゲットにはされなかった。皇子と仲良くしてたらその限りじゃないけど。あくまで嫌がらせの中心は皇子だった。

---

慶三はこの事を今でも根に持っていて、事あるごとに信郎にかみついている。
信郎も信郎で、当時の事は悪く思ってはいるものの、慶三のしつこさにウンザリして、かなりてきとーな対応をしている。
慶三の態度を逆手にとって憂さ晴らしに遊んだりとか。

---

信郎が勅使川家に預けられていたとき、慶三は信郎の事を母親から隠されていた。
母親としては、親に虐待された子供の存在を見せたくなかったのである。
また、慶三の母親が幸枝に信郎の事を慶三に話さないように口止めしていて、さらに幸枝が勲子に口止めしていた。

---

久しぶりの更新が鬱話サーセン。
あと勲子の一人称と姉の呼び方は合ってます。昔はうちっこじゃなかったのである。


虐待の事実や、信郎の母親とはるみの話はまた後で。




バレンタインおまけ

勲「いとーチョコ嫌い?」
涼「え?甘くなきゃ食えるけど。もしかしてくれんの?」
勲「そっけない生チョコでよければ。」
涼「おー。さんきゅ。」
勲「ぶっちゃけ殆ど自分用に作ったようなもんだけど。」
涼「よく一緒にいるあいつらにもやったのか?」
勲「あいつら?・・・ああ。市ノ上と風間くん?馬鹿言っちゃいけないよ。あいつらにはこんな地味なチョコなぞいらん。 勝 て る わ け が な い」
涼「・・・?」
勲「それよりそのチョコレート、かわいい女の子から本命チョコ貰ったら爆発する仕様だから気をつけろ。」
涼「爆発する心配はねーから安心しろ。」
勲「その答えを待っていた。」

ノリがわけわからん。
りょーたは勲から義理チョコ貰えるのかと聞かれたので。



都吹カラーチェンジの

「能重・・・、お前老けた・・・?」


あまりに間違えられまくりだったので((
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