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東西南北くすつば!企画用ブログ
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2018/11/17 (Sat)
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2010/05/05 (Wed)
まとめ
外伝

※二次
きわどいって程でもないけど、結構な進展ぶりなので注意。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

「とりあえず座りなさい。落ち着いたら帰るのよ。送っていくから。」

「・・・・・・。」
「・・・・・・。」

無言が続いた。

いづらくなって、席を立ち、ベランダに出る。

携帯を取り出し、お姉に電話をかける。


「・・・もしもし、お姉?聞いてよ。今日、先輩の家に泊まることになった。うちの勝ちだよ・・・!!!あはははっ!!」

「・・・勲子ちゃん。」

その時、ふいに後ろから携帯を取り上げられた。


「先輩っ!?」


先輩はうちを無視してそのまま携帯で話し始める。

「もしもし。幸枝さんですか?山奥です。」

『どういう事よ!!あなたにその気はないのでしょう!?今まで逃げていた癖に、結局同情で受け入れたの!?』

「・・・すみません、でも、勲子ちゃんの言った事は・・・」

『家に入れた時点で言い訳なんて出来ない筈よ!!そんな煮え切らない態度で、イサが傷付くに決まってるじゃない!!』

・・・どういう事?お姉・・・
お姉は、うちの邪魔をしたかったんじゃ・・・?


「分かっています・・・。でも、放ってはおけなかったんです。・・・これ以上、泣かせたりはしませんから。」

『もう・・・私が気付いた時には手遅れだったのね・・・。この恋が、またイサのトラウマになったら・・・』


「・・・幸枝さん、私が言うのも何ですが、勲子ちゃんはもう立派な大人です。自分の恋に、ちゃんと自分で責任が取れる子です。・・・最初から、私の答えはわかっていたと・・・言ってました。」


『・・・ばーか。小僧が何気取ってるのよ。イサの気持ちを踏みにじって、変な事したら許さないから。』

プチッ



「・・・まったく。何て事言うの!ひやひやしたわ!!」

「ごめんなさい・・・」

「・・・いいのよ。アタシは今まで勲子ちゃんには酷な事をし続けたんだもの。」

「いいんです!そんなの!うちの勝手な片思いだったんですし!本当に・・・今までで・・・・・・一番、楽しくて・・・・・・幸せな恋でした・・・・・・」



「うっ・・・!すみません、中に入りますね・・・。」




中に入った途端、ふわりと抱きしめられた。

「・・・アタシはずっと、勲子ちゃんの気持ちを知らずに、傷付けていたのね・・・。どれだけの傷が埋められるかわからないけど、今夜は好きなだけ甘えてちょうだい。」

「・・・じゃあ、キスして下さい。」

「・・・そういうのは駄目よ。」

「うちの傷、埋めてくれるんでしょう?」

「・・・そんな不誠実な真似、できないわよ。」

「うちをここまでさせといて、今更不誠実も何も無いです!」

「・・・そう、ね・・・。勲子ちゃん、目を閉じて・・・。」

先輩の顔が近づいてくるのがわかる。
温度を感じたと同時に、唇が重なった。

「・・・んっ・・・う・・・」


心が締め付けられるようだった。
こんなに近くまで来て、どうして心まで届かないの・・・!?

離れそうになる唇が名残惜しくて、首に巻き付いてさらに深く口づける。

「んんっ・・・!勲子、ちゃ・・・」

先輩の腕に、力が篭った。
・・・わかってる。これは同情なんだ。
切なくて、高ぶる感情を押さえるのに必死だった。

「ふ・・・ふあっ・・・!先輩っ・・・!」

呼吸が苦しくなって、腕の力が緩む。

そして、唇が離れた。

・・・夢みたい・・・。先輩とこんなに長いキスができるなんて。
・・・一夜限りの、夢に等しい出来事だけど。
・・・この時間が、ずっと続いたらいいのに、お別れは、すぐそこに迫っている。

「勲子ちゃん・・・。ごめん。ごめんね・・・。」

「ごめんねなんて言葉、欲しくないですっ・・・!!どんなに傷付いてもっ・・・!先輩が欲しかっ・・・!う、うわあああーん!!!」

辛くて、悲しくて、仕方がない。
どうして、先輩の心は手に入らないの・・・!!?


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

いつの間にか、泣き疲れて寝てしまったようだ。背中には布団がかかっていたが、先輩の腕の中にいたままだった。

先輩の顔・・・近い・・・。


このままキスできそう。

・・・しちゃおうかな。



そっと顔を近づける。

寸前で・・・唇に、指の感触。

「・・・こら。寝込みを襲うのは反則よ。」


お、起きてた!!!!


「そういうのは、将来大切な人ができるまでとっておくの。いい?」

「・・・二回もしたのに、けちんぼだなぁ・・・。それに、先輩の事諦めたなんて言いましたっけ?

だったら、その大切な人が先輩になるかも知れませんよ。という事で予約・・・」

「予約じゃないわよ、このおばかっ!!・・・本当、馬鹿な子。どうしてアタシなんか、好きになっちゃったのよ・・・。」


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

・・・よかった。最後に先輩の前で笑えた。
軽口も叩ける位、強くなれたんだな、うちは。

この気持ちは強すぎて、きっぱり諦めるなんてできない。

・・・無駄だって事、わかってるよ。ゆっくり、醒めるのを待とう。

「・・・お帰りイサ。朝帰りなんていいご身分ね。・・・なんて。山奥に変な事されなかった?」

「残念な事に何も無し。笑えばいいじゃん。」


「あら、元気なのね。・・・よかったわねイサ。振られても、いい恋だったのね。まったくうらやましい・・・。」

「お姉なんて、望まなくても彼氏作り放題の癖に。」

「あんたみたいに、充実した恋はしたことないわよ。あー、私も恋したい。」

・・・本当、人の気も知らずいい気なもんだよ。お姉。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

バタン・・・

部屋に入って、ひとりきりになると、再び悲しさがこみあげてきた。

「先輩・・・っ。先輩・・・!!!うわあああーーーーん!!!」

ひとりになった途端、また涙が止まらなくなった。

心にぽっかりと穴が開いたような淋しさ。

忘れなければ、前には進めないって事はわかってるけど、もう少しだけ、好きでいてもいいですよね・・・?先輩。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

この話は在りか無しか散々悩んだのだが、二次だと割り切ってあげてしまった・・・。

まあおとんキス魔だし、今更いいよね!(×

結局振られる勲子。両想いの未来があまり想像つかないんだよな。ちゅーさせておいてなんだけど。

一瞬だけでも報われる勲子が書きたかったんだ・・・!


あ、公式では言えない勲子、気付かないおとん継続中だからね!
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